北山のひとりごと 其の4 – 「小さく豊かに」って言っても

モノ好きの僕にとって、ミニマリズムは至難の業。
ついネットショップで、目当てを見つけてはポチりたくなる毎日。
そう、なんか我らが企業哲学「小さく豊かに…」と矛盾してるのだ、今のところ。

豊かになりたいのと、より良きモノを持つことって、結構比例すると思って生きてきた。
けど、この20年くらい?時代はそれを美徳としなくなってきた。
そして何となくものづくりの未来にワクワクすることも減ってきて、今は古き良きアンティークに目が入ってしまう。
これも立派な物欲で、極めて個人的な趣味の話だけど。

じゃあ、あらゆることが縮小していく時代でも、豊かさを感じるにはどう生きたらいいか?

このテーマをずっと考えて行き着いたのが、「お茶」の世界。
小さく、限りなくシンプルにしていきながら、無限の豊かさを感じる世界、
こんな貴重な発想が、そこそこ身近にあるじゃないか!

特に「見立て」という概念。
ある一つのモノでも、本来の用途に縛られず自由に無限に振る舞える…

これって、愛すべき的確なモノであれば、
使いこなしつつ育てていって、
共に経年変化しながら、
ワクワク暮らしていける…
ってことか!
物量に頼らずとも…

これがCOCOOの原点思想。

でも私、北山は、茶道はやってない。
未来の自分にとっておいてるのだ。

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